クラークGS (Global Standard) 英語学校 訪問記
フィリピン語学学校レビュー
クラークGS (Global Standard)語学学校訪問記 2017.7.6
10,000坪の大型リゾート型語学学校として、約500人の生徒を収容できます。講義施設、寮、食堂、プール、ゴルフ練習場、売店、図書館、カフェなど、様々な施設を一身に備えている学校です。
最短期間で英語能力を向上させるべく。
英語のレベルや年齢に関係なく、質の高いマンツーマン授業を提供しております。
オーストラリア・ネイティブ講師のグループ授業体験
クラーク地区はフィリピンの経済特別地区に指定されています。かつて、アメリカ空軍基地があった街で、生い茂る木々と、どこまでも続く緑の芝生が作る景観から、「リトルカリフォルニア」とも呼ばれています。
GS (Global Standard)はフィリピンの学園都市バギオで設立され、2007年にクラークへ移転、現在では学生定員が500人のクラークで最も大規模な英語学校です。
(GS校舎の入り口とメインエントランス)
運営コースは、一般英語のESLコースとIELTSコース。
ESLコースの最も一般的なコースは、マンツーマン4時間+グループ2時間+義務自習2時間のカリキュラムです。マンツーマンの科目選択には自由度があり、自分の学びたいことを中心に勉強することができます。また、希望すればネイティブ講師のグループクラスを受けることが可能です。
現在は、アメリカ人講師2人、オーストラリア人講師1人が在籍しています。
(ESL科目の教科書と先生の使い込まれた教科書)
IELTSコースでは基礎入門のPre IELTSコースと点数保障のコースを運営しています。
ともに、マンツーマン4時間+グループ2時間+義務自習2時間のカリキュラムですが、点数保障コースでは2週に1度、金曜日にIELTSの模擬テストを行います。合計4時間の本格的な模擬テストを受けることになります。
また、BRITISH COUNCILから公式認定されたIELTS教育機関ですので、IELTSに関する情報が多く、また、GSの校舎内でIELTSの公式試験を受けることができます。
(フィリピン人講師のマンツーマンクラスとネイティブ講師のグループクラス)
訪問時の国籍比率は韓国が87%、中国・台湾が11%、日本が2%です。
日本人にとってはサバイバルな環境ですので、日本語から切り離された環境に身を置きたい方におすすめです。
今回の訪問では、オーストラリアネイティブ講師、Steve先生のグループ授業に参加させていただくことができましたので、ご報告いたします。
(グループ授業の様子)
講師:Steve Johnson先生(オーストラリア)
グループ授業:1:6
科目:Speaking
テーマ:Intonation
早速、本日の講義のプリント教材が配られ、授業が始まりました。
最初にIntonationの定義から説明されます。
授業で教わった定義をまとめてみました。
・会話では声の音程も表現の一つである。
・音程の上げ下げで意味が決まることがある。
・音程の変化にはパターンがある。
・母国語のイントネーションは赤ん坊のころ、会話を覚える前から身につく。
(配られIntonationのプリント①、② Intonationの定義について)
日本人の話す英語は平坦で、感情がこもっていないといわれることがあります。
それは、英語のイントネーションの使い方を知らないので、そう聞こえてしまうんですね。
定義の一つにもありますが、音程の変化にはパターンがあるので、それさえマスターすれば感情豊かな英会話をすることができるということです!
早速、パターンを覚えるための授業が始まりました。
① 文末の音程が下がるパターン
Ex.) Linda is my sister.⤵ He is not going.⤵
つまり、普通の文、平叙文ですね。
Ex.) Where is my book?⤵ When did you leave?⤵
1H6Wの疑問文でも文末の音程は下がります。
② 文末の音程が上がるパターン
Ex.) Will you stay?⤴ Do you like school?⤴
Yes/Noの答えを期待する疑問文は文末の音程が上がります。
Ex.) I’m not positive.⤴ I think he’s coming.⤴
半信半疑な気持ちがある場合は疑問文でなくても文末の音程が上がります。
基本のパターンは以上です。
後はひたすら練習です!
最初は4~5単語程度の短文から音程が上がるか下がるかを確認していきます。
次に、少し長い文章で音程の確認をします。このとき、文の切れ目でも音程の変化がある場合があるのですが、上がるのか下がるのか、はたまた変わらないのかもチェックします。
Ex.) I must buy coffee⤴ tea→ , and milk.⤵
最後は150~200単語ほどの文章でイントネーションの確認です。
短文なら比較的簡単にできるのですが、文章になるとあっという間にこんがらがってしまいます。
(配られIntonationのプリント③ 最後の問題)
特に、平叙文で文末が上がるパターンの場合は、文章の意味も分かっていないと音程を上げるのを忘れがちです。
比較的英文をすらすらと読めるレベルの学生グループだったのですが、イントネーションについては先生によく指導をされていました。
(全員でイントネーションの確認)
細かい部分のイントネーションはフィリピン人講師だと、どうしてもカバーしきれない部分が出てきます。
英語を、勉強して習得したフィリピン人講師たちは文法やリーディングにおいては、ネイティブ講師より優れている部分があります。
しかし、微妙なニュアンスや日常的な表現などはネイティブ講師が得意としている部分です。
また、Steve先生がオーストラリアネイティブという事にも注目するべきだと思います。
やはり、アメリカ英語とは発音が違います。使う単語も違います。
英語を勉強される方は、将来様々な国籍の方と関わりを持つことがあるかと思います。
英語を勉強する上で、様々なタイプの英語に触れることができるのは、とっておきのチャンスだと思います。
アメリカ西海岸のような雰囲気のある街で、自分のペースを保ちながらに日本人の少ないサバイバルな環境で英語学習をされたい方は、ぜひ一度、Global Standardをご検討ください。
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